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2022年1月31日 2:19:42

断熱材は何がいいのか?

ふじさん住宅の阿波根です。

今回は、

断熱材の事について

お話ししていきたいと思います。

断熱って、いわれても

何...?

それ...?

って思っている方って

結構、居ると思うのですが、

皆さんは分かりますか?

断熱って、漢字を見れば

分かるかなと思うのですが、

断る、   熱、

外部との熱の出入りを遮る事を

言います。
家の断熱性能を上げる

材料の事を

‟断熱材”

と言います。

上の図のように

断熱材で家全体を包んで

室内の熱を逃げにくく

室外の熱を入れにくく

する事に使われる材料です。

その断熱材ですが、

どのような種類があるのか?
ザっと表にしてみましたが

ここに無い物もまだあります。

じゃあ、

この中で、一番良い断熱材って

どれですか?と

聞かれますと...

どれも良い!!

です。(^▽^;)

その理由について

少しお話ししますね。

断熱材の性能を見比べる

指標としまして、熱伝導率

というものがあります。

熱伝導率とは、

熱の伝えやすさを表した値

の事を言います。

それを、見ていきますと、

繊維鉱物系断熱材の代表で

グラスウール(高性能グラスウール16K)が

0.038w/m.k

繊維自然系断熱材の代表

セルロースファイバーが

0.040w/m.k

発泡樹脂(ウレタン)系断熱材の代表

ウレタンフォーム(硬質ウレタンフォームA種3)が

0.036w/m.k

値が低いものが性能が高くなります。

ですが、

低い物から高い物の差を

見てみますと

その差

わずか0.004w/m.kです。

この差を人間が体感できる方は

居ないと思います。

というか、無理です。

なので、断熱材を選ぶ時に

重要なのは、

種類

では、無くて

断熱材の厚みと施工方法です!!

どの断熱材も基本

壁体内に施工していきます。

グラスウールは填め込み

セルロースファイバーは吹き込み

ウレタンフォームは吹き付け

この様に、

種類が変われば施工方法も変わります。

そして、厚みです。

壁体内なので、

通常の構造体の壁体内ですと

柱と柱の間になるので、

3.5寸~4寸の柱を使うので

壁体内の空間は105mm~120mm

となります。

その空間に断熱材を入れます。

105mm~120mmは入る事となります。

そんなに入れなくていいよ~

という大工さんや住宅会社の方も

いるようですが、

私は必要だと考えます!

静岡県は暖かいし

必要無いという営業マンや

施工業者には気を付けてください!

逆にその方の説明を聞いてみたい

です。(笑)

皆さんも知っている

ヒートショックが原因の死亡者数は

交通死亡事故者数の

約5倍です。

平成28年のデーターとなりますが、

交通事故死亡者数は

3,904人

ヒートショックが原因とされる死亡者数は

約19,000人

え?

ってなりませんか?

“外よりも家の中の方が危ない”

という事になりますね。。。

折角のマイホームも

粗悪に建てられてしまっては

元も子もありませんよね。

断熱材は何を使うかは

それぞれの住宅会社の特徴といいますか

考えがあってだと思いますので、

何故それを使うのか?

厚みは何ミリなのか?

施工方法はどの様にするのか?

を先ずは担当者や営業マン

設計士さんなどにご確認して

欲しいと思います。

細かい事を言うと、

グラスウールの場合は、袋から

取り出して施工するのか?

熱橋部や筋交いの箇所は

どうのようにして施工するのか?

セルロースファイバーや

ウレタンフォームなどの

吹き付けや吹き込みの場合

構造用合板を貼ってから

構造用合板の外壁側に

防水透湿シートを貼ってから

施工するのか?

熱橋部も吹き付けるのか?

構造用合板を貼らないで

防水透湿シートに直接吹き付けたり

吹き込んだりしてしまうと、

外壁側の通気層が膨れて塞がれたり

しないのか?

など、

ちゃんと説明、施工を丁寧に

してくれるのか?

というのが大事です。

また、断熱材だけではなく

気密性も一緒に考えて

実測してくれる住宅会社が良いと

思います。

真冬で寒い中、どんなに良い

高級なダウンジャケットを着ていても

チャックを開けていたら?

寒いですよね?

家もそれと同じことが言えます。

何も高気密・高断熱の家が

一番いいとは言っていません。

私は、家づくりについて

お客様には色んな事を知って頂いた上で

予算や拘り、住まい方などの

バランスを取りながら家を建てて欲しいと

強く思っています。

本当にいい家は、

「真物」の家づくりは、

お客様の頭の中にあります。

その頭の中のお家を

プロのアドバスと技術で

いい家を建てて欲しいと思います。

本日も最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

もっと詳しく家づくりについて知りたい方は

「真物」の家づくり勉強会に

ご参加ください。
家づくりに関する過去の記事です。↓↓↓

(ハウスメーカー?、工務店?)
https://fujisanj.i-ra.jp/e1145821.html

(コラボハウスという家づくり)
https://fujisanj.i-ra.jp/e1146038.html

(建築家デザイナーと建てる家は高い?)
https://fujisanj.i-ra.jp/e1146129.html

(モデルプラン N-design)
https://fujisanj.i-ra.jp/e1161680.html

(間取りの考え方 ~余裕度~)
https://fujisanj.i-ra.jp/e1162036.html

(坪単価って...?)
https://fujisanj.i-ra.jp/e1162182.html

(窓選びの基本)
https://fujisanj.i-ra.jp/e1162702.html

(窓選びの基本 Low-Eガラスとは?)
https://fujisanj.i-ra.jp/e1162777.html

コラボコース

建築家デザイナー

mA-style architectsさんのHP
http://www.ma-style.jp/About%20us/About%20us.html

山梨一正建築設計事務所さんのHP
https://yamanashi-sekkei.jp/

アース・アーキテクツ一級建築士事務所さんのHP
http://earth-architect.jp/

山田誠一建築設計事務所さんのHP
http://www.yamada-architect.jp/about/

アシヤアーキテクツ株式会社さん(設計事務所)のHP
http://www.ashiya-architects.com/

断熱材は何がいいのか?
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